在日ベルギー・ルクセンブルク商工会議所会員

The First School of European Calligraphy in Japan since 1997

日本で第一のヨーロッパのカリグラフィースクール

Member of the Belgian-Luxembourg Chamber of Commerce in Japan

 


西洋カリグラフィーとは

西洋カリグラフィーとは美しく書くアートなのです

「カリグラフィー」という言葉は、ギリシャ語の「カロス(kallos)」そして、「グラフェイン(graphein)という言葉に由来します。カロスとは「美」、そしてグラフェインとは「書く」の意です。つまりカリグラフィーとは、「美しく書くアート」なのです。ただカリグラフィーと言う言葉自体はヨーロッパで17世紀まで使われていませんでした。

古代時代から碑文用の書体、手書出版用の書体と日常生活用の筆記体で三つに分かれていました。 現在使われているラテン・アルファベットはギリシャ文字、ギリシャ文字はフェニキア文字に由来します。

西洋のカリグラフィーは
ラテンアルファベットを使います

ラテンアルファベットの始まりは、約2,700年前。 約2,700年前からラテン・アルファベットはギリシャ文字とエトルリア文字に基づいています。そして、ギリシャ文字はフェニキア文字に由来しています。

イタリア半島で発見された碑文はその時からありました。パピルス、麻の巻物、動物の皮などに書かれた一番古い文章は 紀元前3世紀のものがあり、すべてのアルファベット記号は大文字でした。 ローマ時代が発展を極めたころから、大文字が使用されいます。
形を丸くするなど大文字の草書体が加えられ、時代とともに発達し、
紀元700年ごろから小文字が写本書体として開発されてきたのです。

カリグラフィーの発展と書体

紀元前7世紀頃からエトルリアの王が、イタリア半島のアルプスからシシリーまで支配し、その中にはローマも入っていました。ラテン人や他のイタリアの民族がローマを占拠していました。ラテン民族は、エトルリアからアルファベットを受け継ぎラテン語に合わせて使うようになりました。エトルリアの今日への遺産は、文字だけでなく、建築、音楽などがあります。
ローマ時代には、碑文用の書体として大文字体が刻まれました。

ラテンアルファベットの大文字

私たちが使っているラテン・ローマのアルファベットは、紀元前400年頃に完成され、23文字から構成されていました。「U」の文字は,「U」と「V」双方を示すものとして使われていました。ローマ文字の均整のとれた美しい大文字は、今日に至るまで変わることなく使われています。次の画像をご覧ください。
碑文用のスクエア・キャピタルで、紀元前509年からのローマ共和政時代のモットー「SENATUS POPULUSQUE ROMANUS」と刻まれています。

CAPITALIS MONUMENTALIS ローマ碑文用のスクエア・キャピタル/モットー: SENATUS POPULUSQUE ROMANUS (和訳: 元老院ならびにローマ市民)
上記の大文字体の他に使われていた書体は、スクエア・キャピタルでした:Square Capitals. ゆっくりと書かれており、贅沢な巻物や羊皮紙の本の為に使われいました。

当時手書き出版の為にもう一つの書体はルスティカ体でした。曲線が多く、早く書けるので好まれていました。

        

Vergilius Vaticanus 400 年 (羊皮紙)      アウソニウスの詞 (パピルス)

ラテンアルファベットの小文字

6 世紀の末は西ローマ帝国の終わりです。ヨーロッパでは本の写字の作業は主に修道院の中で行われるようになりました。写本の為の書体は時代と地域によって大文字体と小文字体の両方がありました。日常生活に使われていたローマ大文字の筆記体は初めて手書き出版の為にゆっくり丁寧に使い始めたのが700年からです。本の写字の為に、大文字で書く習慣はその時から西ヨーロッパで徐々に小文字に変わっていきます。


9 世紀の福音書: INSULAR MINUSCULES インシュラーの小文字体

11世紀の大文字と小文字の例を紹介します:

    

ローマのスクエアー・キャピタル、ルスティカ体とカロリンの小文字体で書かれた福音書の1ページです。文章の小文字の部分に使われているのはカロリン体(Carolingian hand)です。

12世紀には、文字が縦長になり、例えば「i」という文字の縦線と「o」という文字の曲線の区別がなくなりました。12世紀の流暢なロマネスク体で書かれた、テンプル騎士団のルールの1ページです:

本文は小文字のロマネスク体(Romanesque hand)です。

13世紀には有名なゴシック体が現れます。各文字の縦線のストロークにダイヤモンドの飾りを使います。重い感じがしますが、この新しいスタイルで書かれた書物は、まもなく、高い人気を得ました。ゴシック体は、北欧、英国、ドイツ、フランス、オランダに、急速に広まっていきました。地域によってはゴシック体の書き方が多少異なることもありました。

15世紀のフランス王の弟、ベリー公の時祷書のカレンダーのページ。

ルネッサンス時代以降のカリグラフィー

14世紀の半ばから様々なスタイルが本の複写の為に使われていました。1450年代には印刷の発明によって毎年新たな本が作成され、価格は下落し続けました。さらに、15世紀には、羊皮紙よりも安い紙の存在で本の印刷が大量にできるようになりました。


現在、エレガントで使いやすいカリグラフィーの代表はカッパープレート体です。
この書体は、事務書体と呼ばれ、早く書けるためラウンドハンドとも呼ばれています。この実用的な書体を身につける事は、現代のカリグラファーにとって重要なことです。

ロンドン 17 世紀のお手本: カリグラファーへのアドバイス
Copperplate体 ですが一般名はRound Handです。

カリグラフィーアートは決して、印刷文字をまねるものであってはなりません。MGスクールでは各書体を練習する時にその書体の時代も紹介いたします。生徒は書いているスタイルの歴史的背景の理解があれば、文字の組み合わせや流暢な書き方を早くマスターできます。

伝統を次の世代へ


スクールのスローガン

 

スクールの守護者: 
アルクイン

 

LEARN ABOUT WESTERN ART,
HISTORY AND CLASSICAL BEAUTY WITH

THE LATIN ALPHABET

ラテンアルファべットを通じて西欧の芸術、
歴史と古典の美を学びます。

Latin Calligraphy
西洋書道
Its'
MaGnificent
それは優雅で
It's
MaGic
魔法のよう
It's
MG
それはMG

MG School slogan in Insular Minuscules

Introducing Alcuin
the protector of
MG School

MGスクールの守護者
アルクインを紹介します

お問い合わせ・お申し込み:
メール: info@mg-school.com(MGスクール 赤木まで)
営業日: 火・木・金曜日の10:00〜18:00営業日 

HOME

Website concept and design by Muriel Gaggini